アシストレベル別にご紹介!
ダイヤ工業製アシストスーツの選び方
【2024年9月更新】
産業、農業、介護現場など様々な業種から注目度が高まっている「アシストスーツ」。
ダイヤ工業の他にも各メーカーから多種多様なアシストスーツが発売されており、アシストスーツ選びに悩まれている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
実際に、
「自分の職業にはどのアシストスーツが合うの?」
「腰をひねる動作中でも使えるアシストスーツはありませんか?」
「重かったり、スペースが必要だったりと、結局使えなくて困っています」
「アシストスーツって高いんでしょ?」
という様々なご相談を多数いただいております。
アシストスーツを導入する上でアシスト力、重量、金額など皆さま気になる所は似通っているようです。
そこで今回はアシストスーツの主な機能やダイヤ工業製アシストスーツの違い、どういった職種や動作におすすめなのか製品別にご紹介いたします。
アシストスーツ選びでお悩みの方はぜひ参考にしてください。
目次
そもそも「アシストスーツ」とは
人の手が必要な労働現場は未だに数多く、特に肉体を駆使する労働現場は3K(きつい・汚い・危険)と言われるほど肉体的にも精神的にも負担が大きく離職率の高さが問題となっています。離職に繋がる原因の中で多いのが腰痛など運動器のトラブルが発生し「仕事が続けられない」というケース。
この問題を解決することを目的に、近年様々なメーカーからアシストスーツが発売されています。
そんなアシストスーツとは一体何なのでしょう?
農林水産省のホームページでは次の様に記載されています。
モーターによるアシストや人工筋肉等による荷重分散効果により、重量物の持ち上げ・下げ時に腰や腕にかかる負荷を軽減。腕のサポートやコンテナの持ち上げに特化した製品も存在。
(引用元:https://www.maff.go.jp/j/kanbo/smart/forum/R2smaforum/mattingu/assist.html)
例えば、中腰姿勢を長時間続けていると腰や脚がしんどくなりますよね。同じ姿勢を続けていると腰の筋肉に負担がかかり、筋肉に負担が蓄積することで腰痛などに繋がると言われています。
アシストスーツの中には人工筋肉によるアシスト機能が搭載されている製品もあり、同じ姿勢を続けている時の筋肉にかかる負担をアシストスーツが軽減してくれるので、腰のトラブル対策としての効果が期待できるのです。
2種類のアシストスーツ
アシストスーツには、ゴムの伸び縮みする力を利用してアシストを行う「パッシブタイプ」と、モーターやアクチュエータなどの動力源を搭載してアシストを行う「アクティブタイプ」の2種類が存在しています。
パッシブタイプのアシストスーツのメリット・デメリット
- 軽くて動きやすい
- 比較的安価
- 使用環境に左右されにくい
- サポート力が弱く感じる
アクティブタイプのアシストスーツのメリット・デメリット
- サポート力を感じる
- 重い
- 複合的な作業時には使いづらい
- 価格が高い
- 電源が必要なものが多い
(使用環境に制限がある)
厳密に定められていませんが、このような2種類のアシストスーツが世の中には存在しています。使用用途や使用シーンに応じたアシストスーツの選定が重要ですね。
アシストスーツを着れば重いものが軽々と持てる?
アシストスーツを着用することで、「重い物が軽々と持てる!」「今までよりもっと多くの荷物が持てるようになる!」と思われている方もいらっしゃいますが、アシストスーツはあくまでも「負荷の軽減」が主な機能になりますので、重い物が軽々と持てる様にはなりません。
※動力源を使用したタイプはこの限りではありません。
アシストスーツは、重い荷物を持つ時や、同じ姿勢が長時間続くときに身体にかかる負担を和らげるアイテムと認識するといいかもしれません。
ダイヤ工業製アシストスーツの特徴
当社は運動器のサポーティングシステムメーカーとして接骨院・鍼灸院・クリニックなどのメディカル業界で、1963年の創業時から長きに渡りサポーター・コルセットの研究開発・製造・販売を行っています。
2009年からは、当社の強みであるサポーターの「軽量・柔軟・快適」という特徴と、岡山大学と共同開発を行った空気圧人工筋肉の「軽量・柔軟な外力支援」という特徴を組み合わせた、まるで衣服のように着用できるウェアラブルなアシストウェアの開発をスタート。
翌年には握力支援を行う「DARWING
パワーアシストグローブ」をリリースし、この製品を皮切りに現在は全身の活動支援を行うアシストスーツにまで広がっています。
このように、ダイヤ工業製のアシストスーツはサポーターの縫製技術を活かしたフィット感と、衣服のような手軽さ、人工筋肉を使用したサポート力が大きな特徴となっています。
また、アシストスーツの市場の中ではコストが比較的安価な点や、様々な部位のアシストスーツを臨機応変に開発できる点もダイヤ工業製アシストスーツの強みでもあります。
【アシストレベル別】アシストスーツの違い
それではダイヤ工業製のアシストスーツのラインナップを見てみましょう。
アシストレベル:★★★★☆ |DARWING PA-Jacket
軽量・柔軟でウェアラブルなアクティブタイプのアシストスーツです。空気圧式の人工筋肉が重量物の運搬をアシスト。柔らかい素材で構成されているので装着したまま後方への回旋動作など、複合的な動きにも対応できます。動作支援だけではなく腰のコルセット機能が姿勢もサポートします。
独自の低圧タイプの動力源で本体もコンパクトに。使用環境による制限を受けにくいのも特徴です。無線遠隔センサーにより操作も簡単!
開発時のエピソード(営業担当より)
パッシブタイプのDARWING
SATTを販売する中で「もっと支援力がほしい」という要望や、開発当時のアクティブタイプは今以上に重く、動きにくい物が多く、「もう少し軽くて動きやすい製品がほしい」との要望をユーザーの方からもらっていました。また、アクティブタイプは「値段が高く、企業内に何台も導入できないので社内で使いまわして使用している」というお話しも伺っていました。現場の方から「使いまわしするのは衛生面で気になる」という声が上がっていたことから、比較的安価なDARWING
SATTの上に取り付けられるアクティブタイプのDARWING PA-Jacketが誕生しました。
※本製品にはDARWING
SATTが含まれています
開発時のエピソード(開発担当より)
アクティブタイプとパッシブタイプのアシストスーツが二極化する中、「ちょうどいいアシストスーツ」の実現を目指して開発しました。重たい、動きづらいといったアクティブタイプのネガティブなイメージを払拭すべく、人工筋とサポーターを組み合わせた軽量柔軟な支援構造と、トリガーにプッシュスイッチを用いたシンプルな制御構造とで構成することで、アクティブタイプとしては非常に軽量(約3.4㎏)で手軽さや使い勝手を重視した製品が完成しました。パッシブタイプのDARWING SATTに取り付けられる構造になっており、作業者間での共有使用や、普段は手軽なDARWING SATTを使用、より強い支援力が必要なシーンでDARWING SATT とDARWING PA-Jacketを組み合わせて使用するといったシーン毎の使い分けも可能です。
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2024年2月リニューアル!
アシストレベル:★★★★☆|DARWING Hakobelude
高反発伸縮ゴムとダイヤ工業が独自に開発した空気圧式人工筋肉を使用したパッシブタイプのアシストスーツです。立ちしゃがみ動作での腰の持ち上げや、つらい中腰姿勢の維持をアシストします。
電力を使わず、空気の力でアシストするので軽量、かつ充電不要のため稼働時間を気にする必要もありません。DARWING Hakobeludeは約20~30kgまでの重量物の持ち運び時にアシスト力を発揮します。
【動作支援モード】
立つ・しゃがむという動きがある作業時は空気圧人工筋によるアシストをOFFに。背部と、脇から臀部にかけて配置した高反発伸縮ゴムが持ち上げ動作に必要な背面の筋肉をサポートします。
【姿勢維持モード】
中腰姿勢を維持したい作業時は空気圧人工筋によるアシストをONに。専用のポンプで空気を送り込むことで、腰から太ももにかけて配置された人工筋肉が人間の筋肉の様に収縮してパワーを発揮。つらい中腰姿勢の維持をアシストします。
※しゃがみこむ動作がある場合、人工筋によるアシストは推奨しておりません
開発時のエピソード(営業担当より)
ダイヤ工業のアシストスーツとしてDARWING SATTを最初にリリースしましたが、アシスト力の物足りなさをご指摘いただく機会が多くなり、アクティブタイプのアシスト力に近いアシストスーツの開発が急務と考えました。DARWING SATTのウェアラブルな面はご好評いただいていたので、DARWIG SATTのように軽くて動きやすい上に支援力のあるパッシブタイプとしてDARWING Hakobeludeをリリースしました。「Hakobelude」とはダイヤ工業の本社がある岡山県の方言「運べるで(運べるよ)」から命名しています。DARWING Hakobeludeを着れば重量物が”運べるで!”
開発時のエピソード(開発担当より)
開発当時はちょうどアシストスーツが市場に浸透し始めた時期で、各社がこぞって新製品をリリースしていました。一方でユーザーからはアクティブタイプの使いにくさやコスト感の理由から敬遠され始め、消極的な選択でパッシブタイプが選ばれやすくなっていました。なんとかアクティブタイプとパッシブタイプの良いとこ取りをした製品を実現しようと開発したのがDARWING Hakobeludeです。それまでアクティブな支援に利用していた人工筋をパッシブに利用する逆転の発想で、パッシブタイプでありながら機能の切り替えが可能な構造を実現しました。高反発伸縮ゴムと人工筋肉の2種類の支援源を空気の出し入れで切り替えて使用することができ、動作支援モードと姿勢維持モードの2通りの支援が可能です。
【快適性】メッシュ素材に一新し、通気性を向上
「熱さやムレが気になり、長時間着用することができない」とのお声を多くいただいたので、本体の背中部分とおしり部分の生地をメッシュ素材に変更しました。通気性が向上し、不快感を感じにくくなりました。
【装着性】肩ベルトに手が届きやすく
「肩ベルトまで手が届かない」「ベルトが引っ張りにくい」とのお声から、肩ベルトを約2cm長くしました。肩ベルトに指をかけやすく、引っ張れりやすくなりました。
【装着性】左右が分かりやすくなった脚パーツ
脚パーツ部分は、締め付け感や調整の難しさ、左右が分かりづらいといった、様々なお声がありました。左右の視認性を高めるために色を分け、また脚パーツにパッドを追加することで締め付け感を減らし、ベルトを片方のみ引っ張っることで調整しやすくなりました。
こんな業種のこんな動作・姿勢、こんな方におすすめ!
動作支援モード(人工筋OFF)
- 物流業:ダンボールの持ち上げ、重量物の運搬(パレットからパレット、トラックからパレットなど)
- 運送業:重量物の積み下ろし、移動
- 土木業:石の持ち運び
- 農業:収穫した野菜を持ち上げる
- 農業・酒造:米俵を抱え込んで持ち上げ
- 介護業:入浴・排泄介助、移乗介助
- 食品業:風袋の運搬・投入作業
姿勢維持モード(人工筋ON)
- 庫内業務:同じ姿勢が続くピッキング作業
- 農業:野菜を抱えたままトラックまで移動/いちご収穫作業
- 酒造:もみすり(中腰姿勢が固定される時)
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アシストレベル:★★★☆☆|DARWING UT-Rise
全面メッシュで着ごこち軽やかな、中腰姿勢の維持を楽にするインナータイプのアシストスーツです。アウタータイプのアシストスーツが持つメリット(アシスト力の調整機能、アシストレベルの強さ)をインナータイプのスーツに組み込むことで、インナー・アウターそれぞれのメリットを兼ね備えた薄手のアシストスーツです。
DARWING UT-Riseは、薄型でかさばりにくいためデスクワークや運転時でもアシスト機能をOFFにすることで複合的な動きが可能です。
【アシスト力ON(姿勢維持)】
背中から腰にアシスト力をONにする「調整ベルト」とOFFにするアタッチメントが付属しています。DARWING
UT-Riseは簡単な3つの手順でスムーズに装着することができるアシストスーツです。
【アシスト力OFF(姿勢維持解除)】
アシスト機能が必要ない場面では、装着したまま機能を解除(OFF)したり、緩めることができるため、装着したまま複合的な動きが可能です。
開発時のエピソード(営業担当より)
これまでアウタータイプのアシストスーツを開発してきた中で、物流・倉庫業での広まりは感じつつありました。しかし、介護業であれば利用者さん、自動車業であれば商品を傷つけるなどの懸念から、外付けタイプのスーツは導入に踏み切れないといったお声を多くいただきました。さらに、これまで着用したことのないアシストスーツを着用するという心理的な抵抗、着用することによる動作抵抗や装着の手間もあり、アウタータイプのスーツがお客さまの求める条件とマッチしていない現状もありました。お客さまのニーズを調査する中で、「作業の邪魔になりにくい」「装着が簡単」といった理由から、お客さまからインナータイプのスーツを求められる一方で、そうしたスーツは機能をあまり感じられないと言った課題もありました。そうした声に応えるべく、アウタータイプのアシストスーツが持つメリット(アシスト力の切り替え機能、アシストレベルの強さ)をインナータイプのスーツに組み込むことで、インナー・アウターそれぞれのメリットを兼ね備えた薄手でアパレルタイプのアシストスーツ「DARWING UT-Rise」の開発が始まりました。
開発時のエピソード(開発担当より)
薄くするために自社のスポーツインナー系の設計実績を活かして、一番最初のサンプルを作成してヒアリングを実施したところ、現場からは意外な反応がありました。薄くてしっかりアシスト力がある点では高評価でしたが、目立った意見としては「密着したくない」「冷える生地じゃないと暑くて着られない」という意見でした。どんな薄いアシストスーツでも1枚羽織ると暑さを心配してしまうほど、現場では深刻な課題であることを実感しました。そこで、ウェアの密着感を無くしてゆったりさせることで熱がこもらないようにし、素材も前面メッシュに切り替えることで要望に応えようとしましたが、使用する中で「ズレやすい」との課題も出てきました。ゆったり設計に変更したことで摩擦抵抗が減り、ゴムのパワーに引っ張られて衣服がズレ上がってしまうのです。全てをゆったりするのではなく、ズレとのバランスを取りながら部分的に密着させる事が必要で、何度も試作と検証を繰り返して最終設計を作り上げました。
①【暑さ対策】着心地の良いゆったり設計
長時間着用することを想定して、必要な部分以外はなるべくゆったりさせて身体に密着しない、着心地の良いものを目指しました。DARWING
UT-Riseは簡単な3つの手順でスムーズに装着することができるアシストスーツです。
②【装着性】誰でも簡単装着
お客さまご自身で簡単に装着できて、製品の機能が正しく発揮できるように「装着のしやすさ」にこだわりました。DARWING
UT-Riseは簡単な3つの手順でスムーズに装着することができるアシストスーツです。
【STEP 1】ボトムスを作業服の下に着用します。
【STEP 2】トップスをベストのように羽織りジッパーで前を締めます。
【STEP 3】必要に応じて上着を着用してください。
③【サイズ設定】あらゆる体型にも柔軟に対応
DARWING UT-Riseは男女兼用ですが、男性女性の対格差や細い・太いなどといった体型の差を加味したサイズ設定を行いました。
こんな業種のこんな動作・姿勢、こんな方におすすめ!
- 製造業(自動車):部品の組み立てや塗装作業
- 製造業(食品):アウタータイプのアシストスーツ着用不可の現場(直接食品に関わる盛り付けなどの作業)
- 物流業:重量物の運搬(パレットからパレットへの移動など)
- 介護業:ベットから車椅子などへの移乗介助を行なう方
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アシストレベル:★★★☆☆|DARWING ABC Lift
軽量柔軟なアシストにより中腰姿勢の維持や重量物の持ち上げの負担を軽減します。従来のアシストスーツが持つ、装着の煩わしさや手間を解決するために、「誰もが3ステップで簡単に装着できるアシストスーツ」として、お客さまにお喜びいただいているアシストスーツです。
開発時のエピソード(営業担当より)
ここ数年でアシストスーツは進化を遂げてきましたが未だに完全には解決できていない現状があります。大きな課題である「装着がわかりにくい」「装着が手間」「暑い」の3つの課題を解決することが急務と感じていました。特に「装着がわかりにくい」「装着が手間」の2つの課題を克服できる製品を開発しようというきっかけで生まれた製品がDARWING ABC Liftです。開発するにあたり難しかった部分としては、DARWING ABC Liftよりも以前に開発したDARWING Hakobeludeをお客さまに装着いただいた際に上がった問題点として、装着時に肩ベルトに手が届きにくく正しく引っ張ることができない、脇ベルトの締め忘れなどが頻繁に起きていました。そこで今回、脇と肩に配置したベルトを脇ベルト1ヵ所で調整できるようになったことにより、ベルトの締め忘れを防止すると同時に装着のステップの削減に成功しました。結果的に、発売後にお客さまから「今までいろいろなアシストスーツを試してきたけどこれが一番装着が簡単でわかりやすい」というお言葉をたくさんいただけるようになりました。
お客さまからいただく「装着がわかりにくい」「装着が手間」といった声をもとに開発されたDARWING ABC
Liftは簡単な3つの手順でスムーズに装着することができるアシストスーツです。
【STEP1】脚ベルトのアタッチメントを太腿の真中あたりで留め、ベルトを締めて長さを調整します。
【STEP2】脇ベルトを引っ張り、アシスト力を調整します。
【STEP3】胸ベルトのアタッチメントを留め、ベルトを引っ張り、長さを調整します。
開発時のエピソード(開発担当より)
「簡単に装着できるアシストスーツ」を目指して開発が始まりました。DARWING ABC
Liftは必要な支援力を維持しつつ、必要最低限の動作で装着できるように装着工程の簡易化を追求しました。その結果、、3ステップで装着可能なアシストスーツが誕生しました。装着を行う位置や、調整のために引っ張るベルトはできるだけ身体の前面に持ってくるようにしました。目に見える位置に持ってくることで、装着時にそれらのベルトを探す手間が少なくなるようにしています。
脚パーツには湾曲したパッドを内蔵することで、圧迫感を減らすだけではなく、装着時に身体の後ろ側にくるため手に取りづらかったという従来の課題も解決しています。先端部分は左右の色を変えて視認性も高めています。もちろんサポート機能も従来品に劣らない製品になっています。
こんな業種のこんな動作・姿勢、こんな方におすすめ!
- 製造業:長時間の前傾姿勢や中腰姿勢で作業を行う方
- 介護業:ベットから車椅子などへの移乗介助を行なう方
- 物流業:重量物の運搬(パレットからパレットへの移動など)
- 運送業:重量物の積み下ろし、移動
- 農 業:収穫物の運搬や中腰姿勢での収穫作業を行う方(キャベツやブロッコリー、アスパラなど)
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アシストレベル:★★☆☆☆|DARWING SATT
ラク・簡単・快適を追求したパッシブタイプのアシストスーツ。先程のDARWING Hakobeludeは空気圧人工筋によるアシストに対し、DARWING SATTはゴムが伸びて戻る力を利用してアシストします。サポーター感覚で装着できる手軽さが人気の理由です。作業中の動き(しゃがむ、動く、運転する など)が多い方におすすめです。
さらに下肢パーツをセットで使用すると、しゃがみ込んだ姿勢からの立ち上がりがスムーズに。
DARWING SATT本体と下肢パーツをセットで採用いただくケースが多いです。しゃがんだり、立ったりする動作が多い方は下肢パーツとセットでご使用ください。
開発時のエピソード(営業担当より)
ダイヤ工業製のアウタータイプのアシストスーツとして最初にリリースした製品です。インナータイプのアシストスーツを販売していたのでそのウェアを基にヒアリングを行った所、着脱が簡単にできる物や機能がON/OFFできる物のニーズがあることが分かり、アウタータイプのアシストスーツの開発をスタートさせました。開発当初は簡単装着に注力していたため本体(上半身だけ)の販売でしたが、「もっとアシスト力がほしい!特に下半身をアシストしてほしい!」という声があったためオプションパーツという形で下肢パーツも発売しました。使い勝手の良さやコストの面で採用いただくケースが多く、腰のトラブル対策とズレ上がり防止、加えてDARWING SATTはダイヤ工業製のアシストスーツの中で1番人気の製品です!
開発時のエピソード(開発担当より)
アシストスーツの導入における課題として「装着が手間で着用が続かない」という点が挙げられていました。作業時の負担軽減に関する様々な製品が開発されていますが、導入しても着用されないことには作業者への負担軽減には繋がりません。着脱に時間がかかると業務時間を圧迫する上に同僚に迷惑がかかり気を使う…。といった作業者の負担を心身ともに軽減すべく、装着が簡単、短時間で着用できるという点に特化することにしました。サッとすばやく着脱ができ、必要な時にサポートをサッと調節できる…これがDARWING SATT(サット)の名前の由来の一つです。もちろん腰のトラブルが起きやすい「不自然な姿勢」をさせないという機能面にもこだわっています。
こんな業種のこんな動作・姿勢、こんな方におすすめ!
- 庫内業務:ピッキング作業で立ったりしゃがんだりする動作が多い方
- 物流業・庫内業務:移し替えが多い梱包作業
- 農業:中腰姿勢が続く収穫作業
- 建築業:しゃがみ込んで行う作業と運搬作業どちらも行う方
- 製造業:姿勢が悪く肩が丸まって負担がかかっている方
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部分特化型:下半身|bonbone ワーキングアシストLB
腰部サポートと立ち上がりをアシストするパッシブタイプのアシストスーツです。労働現場では腰のトラブルが付き物ですよね。重い荷物を持ち上げる際、腰を落とさずに物を持ち上げると腰にかかる負担が大きくなり、結果的に離職に繋がるケースも少なくありません。この製品を装着することで正しい持ち上げ姿勢を意識しやすくなり、下半身の力を利用して荷物を持ち上げるので腰への負担を軽減します。
上半身に装着するものがないので腕を上げる動作などの動きを邪魔しにくい所もポイントです。
開発時のエピソード(営業担当より)
荷物を自分の頭より上に持ち上げる際、全身タイプのアシストスーツは肩ベルトが食い込んでしまい動きづらくなることがあるそうです。そういった声から上半身にアシスト機能がない製品の開発がスタートしました。肩ベルトの食い込み以外にも気になる所をお伺いしてみると、コルセットのズレ上がりが気になるという声も。既に腰にお悩みを抱えている方は、全身のアシストよりも腰のトラブル対策とズレ上がり防止、加えて立ち上がりのアシストを望まれていることが分かり始めたのです。現場で作業されている方々からの貴重なご意見の元、コルセット機能と下半身アシスト機能のみに特化させる形になりました。
開発時のエピソード(開発担当より)
上半身をなくしたことで肩ベルトによる食い込みの問題は解決したので、その他の部分で食い込みが起きないように意識した製品ですね。装着によるストレスをできるだけ減らすために下半身の太ももベルトは形状から素材選定まで気を配りました。また、営業から「物を持ち上げる時に太ももやお尻がピョンっとあがる感覚が欲しい」という要望が届いたため、その感覚が出るように何度も試作を繰り返しました。試行錯誤の結果、丁度良い感覚に近づいた製品ができあがった時は営業と共にガッツポーズをしましたね。装着によって腰がしっかり支えられ、物を持ち上げる時にも楽に感じていただけるはずです。
こんな業種のこんな動作・姿勢、こんな方におすすめ!
- 製造業:しゃがみ込みや中腰になることが多い作業時
- 今現在腰のトラブルを抱えている方
- 上半身の制限をかけたくない方(上半身があることで動きづらい方)
- 立つ・座る動作が多い方
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部分特化型:腕・腰|DARWING ワーキングアシストAS
雪かき、草刈り、掘削作業など腕を使う動作に特化したパッシブタイプのアシストスーツです。工事現場における掘削作業は機械化が進んでいますが、人手に頼らざるを得ない掘削作業が未だ多くあるのが現状です。人力での掘削作業時の負担を軽減するため「清水建設株式会社」と共同開発。腕を酷使する際の動きをアシストします。
また腕のアシストだけでなく、作業時の姿勢を安定させるための姿勢・腰部サポート機能付き。体幹の安定を維持しつつ、腰を保護します。全体をメッシュ素材にすることで通気性を高めています。
開発時のエピソード(営業担当より)
掘削作業では重機を使うケースが多い中、手掘りによる掘削作業は今現在も様々なシーンであります。というのもスペースの問題で重機が入れない作業現場は人手に頼らざるを得ませんし、重機では配管を傷つけてしまう恐れがあるため手で慎重に掘る場合もあります。また作業される方は高齢化が進んでいるため、身体のトラブルに悩まされることなく、高齢の方でも活き活きと働き続けることができるようなアシストスーツを作りたいと清水建設様より要望をいただき共同開発がスタートしました。アクティブタイプは「重い・価格が高い・動きにくい・機械の動きに合わせないといけない」という課題もあり、パッシブタイプのアシストスーツを得意としている当社にお声がけいただけたのは大変ありがたく喜ばしいですね。
開発時のエピソード(開発担当より)
ワーキングアシストASは作業者の動きに合わせて柔軟に追従するため、作業の邪魔をしにくいのが特徴です。また、掘削作業では掘る以外にも掘った土を運ぶという動作もあるので、掘削作業時はアシスト機能をON、掘削作業以外はアシスト機能をOFFにできる機構にしました。作業の邪魔にならないよう用途によって使い分けできるといった点が1番のポイントですね。清水建設様とのタイアップのため、作業現場の方の掘削動作が主な使用用途ではありますが、それ以外にも農作業や雪かき作業などシャベルを使った長時間の作業にはおすすめです。また、片腕だけでなく両腕のアシストが可能なため、重たいものを持つ動作や、刈払機を使った草刈り作業にも役に立ちます。さらに腕のアシストに加え腰の姿勢保持もできる、現場への適用性が高い製品です。
こんな業種のこんな動作・姿勢、こんな方におすすめ!
- 雪かきや手堀など、スコップを使ってすくう・すくい上げる動作で腕にかかる負担が気になる方
- 草刈り機を操作する際に腕にかかる負担が気になる方
- 塗装業:片腕を使った一斗缶の持ち運び
- 建設業:ランマーを持ち続けてのスタンプ作業
- 林業:刈払機を使用する作業
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アシストスーツ比較表
DARWING PA-Jacket |
DARWING Hakobelude |
DARWING UT-Rise |
DARWING ABC Lift |
DARWING SATT |
bonbone
ワーキングアシスト LB |
DARWING
ワーキングアシスト AS |
|
---|---|---|---|---|---|---|---|
種類 | アクティブタイプ | パッシブタイプ | パッシブタイプ | パッシブタイプ | パッシブタイプ | パッシブタイプ | パッシブタイプ |
アシストレベル | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ | 下半身特化 | 腕・腰特化 |
価格(税込)
2024年9月時点 |
503,800円 | 99,000円 | 33,000円 (上下セット価格) |
33,000円 | 22,000円 (上下セット価格) |
18,700円 | 33,000円 |
製品重量 (Lサイズ) |
3.4kg (バッテリー含む) |
約820g | 約560g (上半身+下半身) |
約450g | 約410g (本体+下半身) |
約365g | 約490g |
アシスト機構 | 空気圧人工筋肉 +伸縮ゴム |
空気圧人工筋 +高反発伸縮ゴム |
高反発ゴム | 高反発ゴム | 伸縮ゴム | 伸縮ゴム | 伸縮ゴム |
向いている作業など | 重量物の持ち上げ | 荷物や収穫物など 重量物の運搬 |
重量物の運搬、 移乗介助 |
重量物の持ち上げ 前傾や中腰姿勢の作業 |
ピッキング、梱包、収穫 (立つ・しゃがむなど動作が多い) |
現在腰のトラブルを 抱えている方 |
掘削作業、草刈り、 雪かき、スタンプ |
※DARWING PA-Jaket以外は全て電力を使用していないので電力による稼働時間の制限はありません
さいごに
こちらでご紹介した製品はあくまでもダイヤ工業製のアシストスーツとなっております。まとめサイトとは異なり、他社様との比較は行っておりませんが製品選定の一助になれば幸いです。
当社ではアシストスーツ以外にもサポーターやコルセットなど部分的なお悩みをサポートする製品も多数ございますのでお気軽にお問い合わせください。
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